『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』 自分はいったい何者なのか?

ゲノムハザード

【あらすじ】

ある日、石神武人(西島秀俊)は自宅で殺害されている妻(中村ゆり)の姿を発見する。
しかしその直後、鳴り響く電話の受話器から聞こえてきたのは、今、目の前で死んでいる妻の声だった。状況が全く把握できず、混乱する石神。
この日から彼は、謎の記憶障害に襲われる。自分の身に何が起こっているのか全く理解できない。
なぜ、彼は警察を騙る男たちに追われているのか。自分の妻は、目の前で死んでいたはずなのに、なぜ別の女性(真木よう子)が妻と騙って近づいてくるのか。偶然知り合った韓国人記者(キム・ヒョジン)と一緒に謎の真相に迫っていく。

すべての記憶が消えるまでの5日間。最後に待ち受ける衝撃の真実とは―――。

【感想&まとめ】

ミステリー大賞受賞作品が原作、主演:西島秀俊、監督は『美しき野獣』のキム・ソンス。
自分の頭の中から過去の記憶が消えてゆく、残っている記憶のかけらから、真実にたどり着こうとする主人公に近づいてくる謎の人物たち。自分の周りで何が起こっているのかわからない。

日本人だと思っていた主人公が、急に韓国語を話したり、スラスラと読んでしまったりするので、あれ?もしかしてこの人日本人じゃないの?と思いはじめ、その辺にある薬品でサクサクッと別のシロモノを作り出したりするので、あれ?デザイン会社に勤めてた人じゃないの?と、気になり始めたあたりから、意外に謎はすぐに解くことができた。

もともと主人公の天才科学者は、アルツハイマーの研究をしていた。本来の記憶が崩壊したときに、記録していた記憶を書きこんだら、記憶として取り戻すことができるのではないか?そう考えた天才科学者は研究にのめりこんでいく。しかし、あるとき事件が起きてしまう。ウイルスに感染し、交通事故の被害者である石神武人の記憶を上書きされてしまうのだ。
こうなると、科学者の記憶は別の人物のもの。そこから、彼の悲劇がはじまったのだ。
その様子を研究して発表しようとする上司や、研究データを手に入れ、悪用して商売にしてしまおうとする集団やらの登場で、命がけで逃げたりしなければならない状況に陥っていく。

設定もオモシロいし、豪快なカーチェイス、西島秀俊の体を張ったアクションシーンも大満足だったのだけれど、エンディングがいまいち好きになれなかった。
オ・ジヌとして、カン・ジウォンに会い、そして『記録』を渡される。やわらかい表情で微笑むオ・ジヌを見ていると、その『記録』を渡す必要性が分からなかった。
どうせなら、渡した『記録』がまた別の謎解きへと続く・・・みたいにドキっとさせられるような終わり方にして欲しかったなと感じた。
(HaLu)

この記事を書いた人

HaLu
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映画のこと、音楽のこと、ファッションのこと、グルメのこと、マンガのこと、本のこと、旅行のことなどなど、ときどき書いてます。新作から掘り出し物の作品まで、おススメを紹介していきたいと思います。
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